押出法ポリスチレンフォームの部位別熱貫流率表を作成いたしました。
2021年04月21日 更新
押出法ポリスチレンフォームの部位別熱貫流率表
JIS表記による部位別熱貫流率表(木造住宅)
本表は、断熱材の熱抵抗値(JIS表示値)より木造住宅の各部位における熱貫流率を計算した結果を表したものです。
本表における熱貫流率は、モデル住宅法を用いた省エネ基準の適否判断に使用可能です。ただし、仕様基準における部位の熱貫流率基準の適否には使用できませんのでご注意ください。
◎計算の前提条件
①各部位における断熱材以外の材料(合板、石膏ボードなどの面材)の熱抵抗値について
は無視しています。ただし充填断熱における柱などの熱橋となる部分の材料については、
充填される断熱材の厚さと同じ厚さ分の当該材料の熱抵抗値を考慮して計算しています。
②原則として断熱材の熱抵抗値は、JIS A9521(建築用断熱材)における表示値を用いて
熱貫流率を計算しています。
・JIS A9521(建築用断熱材)では、断熱材の呼び厚さに対する製品厚さの許容差が設
けられている場合、最も薄くなる厚さを基に、熱抵抗値を計算・表示することとなっ
ていますので、本計算においてもこのルールに基づき計算しています。
・天井断熱等単純な二層施工の場合は、JIS表示熱抵抗値の二倍として計算しています。
③充填断熱において、熱橋となる材料(柱・梁・根太・大引きなど)の厚さより断熱材の
製品厚さが大きい場合は、断熱材の熱伝導率(JIS規格値)と熱橋となる材料の厚さを
断熱厚さとし、熱貫流率を計算しています。
④外張断熱、付加(併用)断熱工法の場合、下地材などにより断熱材を貫通する熱橋部を
含まない前提で計算しています。断熱材を貫通する熱橋部を有する場合は、外気側の
断熱材の熱抵抗値に0.9を乗じて計算してください。(本計算では0.9を乗じていません)
⑤付加(併用)断熱工法については、壁で充填断熱(繊維系断熱材)+外張断熱(発プラ
系断熱材)の場合についてのみ掲載しています。発泡プラスチック系断熱材の各種類の
シートの下部に掲載しています。充填断熱部分の繊維系断熱材については下記の通りで
す。
・グラスウール・ロックウール・・・・・R値2.8、厚さ105mm(熱伝導率0.038)
・セルローズファイバー・インシュレーションファイバー
・・・・・R値2.6.厚さ105mm(熱伝導率0.040)
区分: XPS3bA(λ0.028W/(m・K))
➫ 木造軸組構法
➫ 木造枠組壁工法
区分: XPS3aD 及び XPS3bD(λ0.022W/(m・K))
➫ 木造軸組構法
➫ 木造枠組壁工法