押出法ポリスチレンフォームとは?
ポリスチレンまたはその共重合体に発泡剤、添加剤を溶融混合し、連続的に押出発泡成形したもの、若しくは押出成形したブロックから切り出した板状の製品です。
発泡剤としてフロンガスは使用しておりません。また、押出法ポリスチレンフォームは、ホルムアルデヒドを発散しない「告示対象外」の断熱材であり、建築基準法上の使用制限がなく安心してご使用いただけます。
押出法ポリスチレンフォームは、JIS A 9511「発泡プラスチック保温材」及びJIS A 9521「建築用断熱材」の1つとして規定され、「JISマーク」が表示されています。
製造方法
ポリスチレンと難燃化剤を押出し機で溶融し、発泡剤との混合物を圧入混合してからクーラー内に送り出します。 液状の発泡剤とポリマーの混合は特殊な高圧設備を取り付けた押出し機の中で行われます。
さらにクーラー先端ノズルから常温・常圧へ、発泡剤の瞬時の気化力を利用して発泡させながら連続的に押し出して製造します。
押し出された発泡体は冷やされて、裁断された後、さらに寸法を安定させるために、一定期間熟成された後、出荷されます。
押出法ポリスチレンフォームの特徴
断熱および気密施工が容易
構造躯体の外側から断熱・気密施工を行うので施工が容易で精度も上がる。
外側からすっぽり包み込むため、スキマ風や熱橋を防止、優れた断熱気密性能を発揮する。
構造木材が乾燥-耐久性の向上
構造木材が常に室内空気に晒され、内部結露の発生もない。
夏期の遮熱に効果的
屋根断熱外張工法なので、夏期の遮熱に有効で小屋裏も室内と同様に利用。
気密施工が容易
室内側構造躯体を露出できるため、和室でも気密施工が容易。
壁内空間を有効利用
壁内空間を空気循環や配線・配管スペースとして利用できる。
安定した品質
国内では上市以来40年にわたる実績を持ち、さらにJIS適合性認証工場での生産による安定した品質を備えております。
安全性
シックハウスの原因となるホルムアルデヒドを含有しておりませんので、ホルムアルデヒドを放散することがありません。建築基準法の告示対象外建材で、JIS規格に基づき「F☆☆☆☆」の表示があります。
グリーン購入法の特定調達品目
グリーン購入法の特定調達品目「断熱材」の判断基準に適合した地球にやさしい「ノンフロン」断熱材です。